探偵番組のヤラセ
実際に存在する探偵が詐欺事件や浮気などの民事事件、人探しなどで密着しているテレビの特番などがたまに放送されています。
番組の中ではバライティー番組を除き、テレビスタッフが探偵に密着、依頼人や調査対象者などの顔にモザイクをかけて、まさしくドキュメンタリータッチで放映されているのが多いのですが、見るとまずヤラセではないかと思ってしまう番組となっています。
テレビの制作会社がしているのか、探偵会社が勝手にしているのかは全く分かりませんが、明らかにヤラセと見受けられるのも多くあります。
ヤラセの手法
まず依頼人から作り上げます。
テレビで取り上げられる内容としては浮気に関する尾行調査、行方不明の捜索、結婚詐欺などの調査などが主なのですが、 どういう結果になるか全く判らない段階から依頼人がモザイクをして出演しているのです。
行方不明の捜索では本物の依頼人が番組に出演していることは認めます。
何しろ公開しても探したいという一心なのですから。
しかし、浮気問題や結婚詐欺などの各案件については、依頼人が出演してくれるような事はまずあり得ません。
仮に出てくれるにしても浮気の証拠が押さえられたり、対象が見つかった場合ですよね。
何日も尾行してもなかなか浮気の証拠が押さえられないというケースもあります。
必ずラブホテルへ行くというケースばかりではないのです。
それなのに浮気調査のドキュメントでは絶対にラブホテルに入る、出るという映像が流れています。
それほど出演を希望する依頼人が多いのでしょうか?
疑問に感じてしまいます。
依頼人と契約時の映像などありえない
まだ不思議な事があります。
どうして契約する以前の相談時の映像から始まり、契約している様子、調査している様子、更にしっかりラブホテルに入り、出てくる時の証拠が押さえられている様子から依頼人が配偶者と対峙して、時には浮気相手までも出てくるなどなど。
これだけとっても「ヤラセ」としか言いようがないのです。
確かに浮気調査の殆どは結果は出やすいです。
浮気相手の家にしろビジネスホテルにしろ、尾行していけばそれなりの状況証拠は押さえられることでしょう。
何しろ浮気の懸念があるから探偵事務所に依頼するのですから。
ところが結婚詐欺などの詐欺師についてはこうは行きません。
なかなか正体を現さないケースもけっこうあるのです。
名前や住所も出鱈目で所在を眩ましたとしたらどのようにして調査をしていくのでしょうか?
どういう訳か番組では簡単に詐欺師を見つけ出し何日間も行動を調査したり、情報を集めたりしています。
なにか200日掛かったという調査日数だったと思います。
調査自体を1日何人で何時間調査を実施したかは分かりませんが、番組を見ていると朝から深夜まではしっかり行動調査をしていたように放送されています。
そして詐欺師と対峙する時には弁護士も現場に同行、一緒に張り込み、最後には謝罪を得て、返金するという誓約書を書かせ解放。
全てがヤラセとしか見えてきません。
番組では実働している探偵が4~5人はいます。
最低でも12時間は行動調査をしているはずです。
通常の調査料金で計算していくらになるのか。
一般人が数百万円騙され、詐取された金額の10倍以上、いや20倍以上の金額、1億円近くをかけて調査するわけもないのです。
弁護士まで現れる
また弁護士が現場で一緒に張り込むなんて事も滅多にありえません。
対象者がいつ出てくるかなんてわかりませんから余程暇な弁護士なのでしょうか。
このような番組構成では弁護士が常に現場に来てくれて相手と接触、対峙してくれるのだと一般人は思ってしまいます。
絶対と言っていいほど「ありえません」。
何しろそんなに時間にゆとりのある弁護士はいないと思うのですが、たまたま仕事の依頼がない弁護士が担当していたのでしょうか。
弁護士の資質も問われてしまいます。
しかし、探偵番組ではヤラセが横行しているのは事実のようです。
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業態 | 探偵事務所 |
備考 | 時間料金制による妻の素行調査 |